混沌の淵へと身を堕とした、マットな質感のサウンドが狂気を感じさせる意欲作
September sound の真骨頂である、MUFF 系のFuzzペダル。
その中でも特に評価が高いのは今作がV2だとすれば、V1の紫の無印 VIOLETTAだと私は思っている。
私自身も好きなペダルでもあり、BIG MUFFへのリスペクトとサウンド共に素晴らしい一台だと思う。
今回ご紹介するのは、そのVIOLETTAが闇にでも堕ちたかのような風貌が特徴的なDARK SIDEモデル。
September sound VIOLETTA V2 DARK SIDE を解剖していきたいと思います。
付属品・仕様
箱、説明書、保証書
付属品はいつも通りの内容。
マットな質感が特徴的な漆塗りのような黒々とした見た目。これだけでもインパクトが十分である。
表面の文字群も全て黒に統一されていることで、よりただならぬ雰囲気が感じられる。
スケルトンネジの奥に仕込まれたSeptember sound ならではのLED
オリジナルラムズヘッド期の個体にはLEDは付いていないため、ONとOFFの見分けが付く本機は安心。
コンデンサーなども黒を基調にしたものが多く、トランジスタの型番は削られていたため不明。
サウンドチェック
それではサウンドチェックです。
かなりマットな質感でビターッと張り付くようなサウンドが特徴的な一台だと感じました。
ローの成分が芳醇で、禍々しい悪そうな音なので見た目のイメージに近いそのままの音がするのでそこもまた面白いと思った部分でもあります。
ピッキングした時の反応が早いのもあり、Fuzzというより、ディストーションという認識で使うほうが本来の良さを活かせる気がします。
先ほど、見た目のイメージに近い音が出ると、前述しましたがSeptember sound のペダルにしては、比較的優等生な分類かと思いました。
同ブランドのペダルは、色々試してきましたがどれも生き物の様なウネリを感じることが多く、暴れる扱いこなすのに工夫が必要な印象でしたが、これはサウンド的にわかりやすい禍々しさはありますが、その生き物のようなウネリ自体はスッと奥に潜んでる感じがありサウンド的には扱いやすく感じました。
質感がマットな分、空間系などを多用して広がりを作りたい方なんかにはピッタリとハマりそうですね。
入手経路
現在、新品にては見込めないため、中古市場で狙う必要があるかと思います。
まとめ
同じMUFF系列といえど、一台一台個性を持っているのでついつい他のも試してみたくなるのが
September sound の魅力です。モード切り替えを搭載しているので幅広い音作りができるので
サウンドの感想については、個人的な主観としてご容赦していただければと思います。
それでは、また!