波紋なき水面に浮かぶ、月の光
BIG MUFF π Triangle のオリジナルのシルバー筐体と対比するかのように
アノダイズドゴールドの筐体と、ブラックトーレックスのクールなルックス。
BIG MUFF を 再現する中でやはり外せないモデルとも言えるTriangle期。
September sound 解釈 ではどんな仕様、サウンドになっているのか。
今回は、【September sound Golden Triangle】 について解剖していこうと思います。
付属品・仕様
箱、説明書、保証書
付属品はこちらで全てかと思います。箱が、白いものではなく赤色の箱に入っていたのも印象的でした。
LEDは赤色。オリジナルにはランプが付いていないのでこれはありがたい。
September sound 製品ではお馴染みスケルトンのネジの下にLEDが仕込まれております。
本来ここのスイッチは本体のON OFF でしたが、ブーストスイッチのON OFF になっているようです。
アノダイズドゴールド✖️ブラックのトーレックスのカッコいいカラーリング。
このルックスは、TwelveというSeptember sound の製品でも同様のカラーリングが施されており非常にクールなルックスです。今後そちらも解剖していきたいと思います。
上部にはSeptember sound の特徴である、モードセレクトのスイッチとブースト量の調整用のツマミが付いております。
Golden Triangleでは、ラムズタイプのものと違う梵字がデザインされていますね。
「月光菩薩【ガッコウボサツ】」月の光を象徴する存在です。
以前、Mini Fuzz Neo Classic を解剖した際にも梵字については少し触れましたが、文字毎に違う神様を表しており、持っており含まれた意味も変わってきます。この梵字が中心にあることで、デザインも引き締まって見えますね。
それでは、中を見ていきましょう。
配線がぎっしり。束ねられているのでスッキリしています。
2020/02/04 #9
キャッチフレーズと、蜂のデザインが描かれている。遊び心溢れた仕様。
毎回、基板裏にどんなものが描かれているのか楽しみです。
漢字書体でも製造月が描かれておりました。プリントの下地があるとしてもハンダでやるとしたら技術が入りそうですね。
ブースターの回路が貼り付けされており、基板を外しても少ししか中を見れないため、今回は外すのを断念。September sound の過去のツイートからパーツ等が見ることができるのでそちらをチェックしていただければと思います。
コンデンサーにニコちゃんマーク
ロシア製の軍用 ゲルマニウムトランジスタ MP37
サウンドチェック
それでは、サウンドチェックです。
以前ご紹介した、オリジナルのBIG MUFF π Triangle にかなり近いサウンドだが、こちらの方が音色に艶がある。
ゲート感強いモードがあるので、ブチブチとしたfuzzサウンドから、ブースターをON にするとスムーズなロングサスティーンの極上ディストーションサウンドも楽しめる。全体的にローミッドの押しが強く、濃厚である。
スイートスポットも広く、モード選択でその幅もグンと広がり、単体の使い勝手を考えると他のペダルでプッシュするという方法を取ることも多いFuzzペダルだが、こちらはブースターが内蔵されているのでこれ一台で完結できる良さがあり、弱点を補ったモデルとも言えるだろう。勿論、TS系など前段に噛ませてGainを稼ぐ使い方も良い。視認性もLEDが搭載されているのでクリアしており、Triangle 期のモデルを何台か試したが、これが一番現代において使い勝手とサウンドがマッチしている優秀な一台だと思う。オリジナルで見られた顕著なハイ落ちも見られず、直列で繋いでも全く問題ない。
オリジナルはシルバーだが、こちらはゴールドと対比の構図になっている点も面白い。
国内外からも支持が熱いSeptember sound 今後もこのブランドからは目が離せない。
入手経路
現在、ごく稀に市場で現れることもあるが基本的に販売はしていない。
製作可能かどうか、September sound に直接問い合わせてみるといいだろう。
まとめ
今回は、September sound Golden Triangle について解剖してみました!
アノダイズドゴールドはたまらないですね。
高級感・存在感といい抜群です!
まだまだ、September sound 製品はフューチャーします!!
それでは、また!
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