ドイツからの刺客、オレンジ色した悪魔。
DIABLO=悪魔 といった意味があるが
こんなにも可愛い悪魔がいて良いものだろうか。
オレンジの筐体に身を包み、ポップなデザインで非常に愛らしい。
ただ、見た目に騙されてはいけない。サウンドは強烈。
今回はOKKO DIABLO Hand painted について解剖していこうと思う。
付属品・仕様
付属品は、今回は本体のみとなる。
それでは、全体をご覧ください。
オレンジ色の筐体が印象的な可愛い一台。ハンドペイントで盛られている、モコモコした塗料。
これが、意外と剥がれにくくスベスベした感触がなんとも病みつきになります。
現在ではシルクスクリーンのモデルにマイナーチェンジがされており、この感触は楽しめない。
特徴的なのは、やはりこの特大LEDランプだろう。
縁も黒の塗料で盛られており、ツノが生えているので小悪魔っぽさがある。
視認性も抜群で、このブランドの象徴とも言える部分。他の機種でも採用されているものが多い。
OKKOはドイツのブランドで、ハンドメイドにて生産されるペダルたちはどれも評価が高い。
中でもDIABLOは人気の機種で、Boost ch を増設したGain +など別仕様のモデルも発売されている。
それでは中を見ていこう。
ほぼ、全体的にモールドがされておりトリマー以外の部分の基盤を見ることはできないが現行機種ではモールドがなくなっているようだ。
内部には超高音域の周波数をいじるPresenceトリマー、アウトプットの中低域を調節できるBassトリマーの二つ。
あまりジャキジャキなのは好きでは無いので、ここら辺の位置で使っておりました。
あの特大LEDも裏から見るとこんな感じなんですね。
サウンドチェック
それでは、サウンドチェックです。
普段のペダルでは見慣れない、BODYとFEEDというツマミがありますが、BODYは中域と歪みのコンプレッション調整、FEEDは低域とゲインを同時に調整できるツマミです。私は、BODYを上げめにしたむっちりとした、歪みが好みでオープンライクなサウンドが弾いていて気持ちいい、絶妙なコンプレッション感です。オーバードライブ〜ディストーションまで幅広くこなし、スウィートスポットは広く感じました。ピッキングへの絡みもよく、明るくカラッとしたサウンドはこの機種の特徴とも言えるでしょう。
私の好きなペダルの多くは、サウンドに弾力性があるものなんですがこの機種にもそれが感じられました。
マーシャルアンプをドライブさせていった時のザクザク感も見事に表現されていますが、個人的にはGainをそこまで上げずクランチ気味のセッティングがおすすめ。弦に程よく噛みついてくる歯切れの良さがすごくいい音です。Gainが足りない場合は、他のペダルで補ってあげると幅広い用途で使いやすいかなと思いました。
上部に18Vの昇圧のスイッチがついており、歪みは若干落ちますがその分ハリのあるクリアでブライトなサウンドが飛び出し、マーシャルアンプがヒーヒー言ってるのが目に浮かびますね。
私はあまりディストーションというペダルは好きでは無いのですが、DIABLOはかなり使えるペダルだなと思います。
以前紹介した、FLUIDとも少し重なる部分があって今後のペダル選びの良いモデルになったと思います。
現行機種に関しては、以前友人のDIABLO Gain +を試したことがあるのですが少しハイがきつく音が硬く買ったイメージがあったのですが、内部トリマーの調節でも結構変わりそうですね。機会があれば再度試してみたいと思います。
入手経路
現在は、モコモコペイントではなくシルクスクリーンの印刷による仕様。
新品でも手に入るので特にこだわりが無ければこちらでも良いだろう。
まとめ
今回はOKKO DIABLO (Hand painted)について解剖しました!
これ色んなビルダーの方からも人気あって、気になってたんですけど
見た目とサウンドも素晴らしい、よくできたペダルだと思います。
それでは、また!
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