Paul cochrane/Timmy overdrive(初期型)

トランスペアレント系エフェクターの最高峰

トランスペレントとは…

「透明な」「透き通った」という意味がある。

Timmyはまさしくその表現が正しいと思う。

ピッキングニュアンスに忠実で、潔い素直な歪み。

使えば使うだけ奥深さに気づきます。

今回は、初期型(v1)と呼ばれる実機を徹底解剖していきます。

付属品・仕様

本体、箱、保護布、取り扱い説明書、ゴム足

私自身、付属品が最低でも箱と説明書がついてなければほぼ買わない主義で、ほぼ全て揃っているかと思います。ただ、ゴム足が現在メインで使ってるもの、、、あ、そうなんです。実はこちらの写真のものはサブとして購入したものなんです。メインのは足の部分がフェルトのものになってました。透明な方の物が本来同梱されている物なのかな。

こちらメインフェルト足。だいぶ傷だらけですね。笑

箱にシリアルナンバーが刻印されているのがたまらないですね。(念のため伏せました)

正面のアップ、LEDはレッドですね。初期型の特徴としてDCケーブルを刺す穴が右側に付けられています。V2からは上部に場所が変更されてますね。

後ろ側。

上部。代理店Taharaさんのシールが貼られてますね。初期型以降はこの部分にDCケーブルが刺さる仕様です。

下部には、「Paul cochrane」さんのシールが貼られています。

ぐるっと筐体の外装全て見ていただきました。独特な青紫色のカラーリング。、塗装はやや薄いです。なので、エフェクター同士などがぶつかったりすると欠けやすいです。そこは注意が必要かと思います。重さは安心感のある重みでMXRサイズのコンパクトさに収まっているため小さいボードにも組みやすいです。

それではお待たせいたしました。裏蓋を開けたいと思います。裏蓋を開けれるって優越感ありますよね。

開けます。

美しいですね。これだけでご飯3膳は平らげますね。

シリアルナンバー、直筆サイン、製造日
機体の上部同様、代理店のTaharaさんのシールが貼られています。

以前みた他の個体では、何も買いてないものも有ったのでないのも存在するのかもしれません。

セッティング

それでは、Timmyというエフェクターについて深く掘り下げていきたいと思います。

まず基本的なコントロールについて

Volume/Gain/Treble/Bass の4ノブ構成

シンプルな構成ですね。

Gainのスイートスポットは1時の方向みたいです。実際に使っていても気持ちいいのは12時から2時くらいの間です。

Trebleについては、ディストーション回路の後ろ側に有って

そうすることによって、クリーン/クランチの本来の高音が保たれるみたいです。

Bassについては、逆にディストーション回路の前側。

そうして、プリとポストのEQをコントロールして、邪魔な中音の突っ張りを抑えることができるみたいです。

それでは、どんなエフェクターかというと。

Timmy overdriveはFlat/Cleanブースターから

マイルドなクランチまでカヴァーするオーヴァードライブペダルです。

ハイ・ゲインでコンプレッションが強いタイプのペダルではありません。

取り扱い説明書より抜粋

説明書にも書かれているようにTimmy単体では歪ませても、せいぜい強めのODくらいまでにしか歪まない。しかし、それこそがTimmyの魅力だと思ってます。

ギターアンプが本来持っているパンチとダイナミックスを保ちながらブーストし、ディストーションを加えていくタイプです。

取り扱い説明書より抜粋

あくまで、メインの歪みはアンプであることが前提で考えられていて。ブースター的な使い方がTimmyの真骨頂と言えますね。どのエフェクターにも言えることだと思いますが、中でもTimmyは味付けがすごい薄いエフェクターだと思います。逆に言うと、個性がないとも捉えれますが、弾き手次第で良くも悪くもなると言う部分は、非常に魅力的だと思います。もうひと押し欲しいがアンプや他の歪み本来の邪魔をしたくない時などにも大活躍するエフェクターだと思います。

そして、何よりTimmy独自のカットスタイルのコントロールこれがすごい。

TrebleとBassはカット・スタイルのコントロールです。

それは時計方向に回していくと低音と高音にカット・フィルターがかかります。

つまりゼロ位置(7時方向)がフラットになります。

取り扱い説明書より抜粋

人生の教訓にも出来そうな考え方ですよね!足していくのではなく、引いていくという発想がこのエフェクターです。以前、土屋昌巳さんと鈴木茂さんが似たようなことを仰っている記事を見たことがあってアンプの設定をまず0から始めるのだそうです。そこから足りない部分を補っていくのだそうです。実際に使ってみても、より直感的に操作できる感じがして慣れたらこっちの方が良いくらいです。

内部の基盤はこんな感じですね。

初期型の特徴②の内部ディップ・スイッチですね。初期型以降は、正面のLEDの上になります。それによって、いちいち裏蓋を外さなくても良くなりました。ポイントゥポイントのブティック系エフェクターならではですね。オペアンプは、メインで使っているものも同じJRC4559Dがついてました。

内部ディップ・スイッチについて

小音量でも十分なオーバードライブとコンプレッションが得られます。

両方ともアップ・ポジションにするとヘッド・ルームは小さくなり

コンプレッションが強くなります。片方のスイッチだけをアップ・ポジションにすると

非対称のクリッピング・サウンドが得られます


取り扱い説明書より抜粋

サウンドチェックでディップスイッチの違いを比べてみたいと思います。

サウンドチェック

今回、使用した機材は

  • エレキギター/ fender usa 1965 jaguar
  • アンプ   / Marshall JCM900とJC-120
  • シールド / ベルデン9395

とオーソドックスな物で揃えたので比較しやすいかと思います。

私が良く使うセッティングは、前段にTS系のエフェクターをかましてブーストした音がたまらないです。非常に抜けの良いリードサウンドが作れます。

JanRayとも比較されますが、Timmyの方が個人的には暖かい音がする感じがします。

ピッキングの強さで歪みをコントロールできない人はあまり良い歪みと感じれないかもしれません。玄人向きと言うんでしょうか。ただハマる人にはめちゃくちゃハマるエフェクターだと思います。

兄弟機

実は、Timと言う2chの兄弟機も発売されていました。

そちらの方が今では滅多に市場に現れることがないので非常にレアです。

Timmyにブースターがついたもので、プリがオンの時のみブースター機能が作動するので

Box of Rockのように個別でクリーンブースターとして使える訳ではなかったのが少し残念でした。私はTimmyで十分と感じたので当時手放してしまいましたが、今手に入れる機会があればもう一度使ってみたい機体ではあります。

使用ギタリスト


  • 長田カーティス(indigo la End)
  • 菅波栄純(THE BACK HORN)

私が知っているのはこのお二方ですね。両者ともに特徴的なギタリスト ですね。

菅波さんはのちにNOC3/Pure Driveに変えてました。クリーンサウンドミックスという機能がついていて、より音を作り込めるとのことでした。私自身も、以前菅波さんとART-SCHOOL戸高さんと対談されているコラムを見て購入しました。

現在の入手経路

初期型は中古でしか回っていないため、フリマアプリ、ヤフオクを根気強く探すしかありません。初期型を推している根強いファンがいて、値段が高騰していることもしばしば。即売れることも多いので運も大事になってくるかと思います。即断即決の覚悟が必要ですね。ただ、初期型に拘らないのであればV2の販売、最近ではMXRからもワンコントロールサイズのTimmyが発売されているのでこちらも候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

いかがでしたでしょうか!トランスペアレント系の奥深さが伝われば良いなと思います。

メインで5年ほど使ってますが、飽きがこない不思議なエフェクターです。弾き手次第でどんな姿にも化けれそうなポテンシャルを秘めてると思います。

V2とMXRTimmyを比較して出来なかったので個体手に入ったらやってみます。

最後までありがとうございました!

エフェクターのことを想うと夜も眠れません。 自分の好きな機材を好きなだけ紹介していきます。 何かの参考になれば幸いです。 いつもギターはJaguarを使ってます。 サウンドサンプルも基本的にJaguarです。
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