純粋無垢な生まれたままのオーバードライブ
トランスペアレント系 ペダルの代表格 Paul cochrane TImmy
60’sFenderのBlackface期の”Magic 6″サウンドを再現した VEMURAM Jan Ray
この二つのペダルは、間違いなく今後も語り継がれていく名機だと思う。
ただ、Pure Drive に比べるとTimmy も Jan Ray も個性があるように感じられる。
ギターの特性に作用されることなく、より自然で明瞭なサウンド。
曇り一つない晴れ渡った空を思わすような爽やかさを感じられる。
今回はNOC3 Effects Pure Drive について解剖していきたいと思います。
付属品・仕様
箱、ステッカー、取扱説明書
LEDは視認性の高いブルーカラー。
それでは全体をご覧いただきます。
白を基調とした、黒色の文字とのシックなカラーリング。昨今流行りのデザイン性が高いわけではないですが、これくらいシンプルな感じのペダルには洗練された雰囲気があります。18Vまでの電源に対応しており、昇圧によるヘッドルームの違いを楽しめます。
初期には、ブーストチャンネルの付いた2CHのモデルもでておりそちらも扱いやすそうなペダルでした。
Paul cochrane のTim をオマージュしているのでしょうか。
それでは中を見ていきましょう。
どどんと。それではパーツを見ます。
内部トリマーが二つ。
Pure Drive は 幅広い周波数を操作できることも売りです。
バーブラウン製のオペアンプOPA2134
オーディオでは定番のオペアンプらしいですね。
サウンドチェック
Pure Driveと名の通り、生まれたての純粋無垢な透明感のあるサウンド。分類的にはTS系になると思います。サウンドは、Jan RayよりかはTimmyの方に近い感じがしました。Timmy よりも、クリーンmixの調節がついているのでよりサウンドを追い込め
原音とのブレンドで音の芯が決められるのでバンドアンサンブルで鳴らした時に重宝するのではないでしょうか。
特に、音の立ち上がりがシャープなのでアルペジオなどでも爽やかさをキープしつつも粒立ちの良いサウンドがgood!私は、分離感の良いエフェクターが大好物なのでこれは一押しですね。
THE BACK HORNの菅波さんも Pure Drive を愛用されており、Timmyよりもクリーンサウンドを追い込めると以前インタビュー記事で拝見しました。中のトリム調整でさらに帯域の調整を行えるので、Timmyの上位互換と言われることがあるのも納得。
何にも染まっていないペダルなので、弾きて次第によって全く違う音色へと化けそうなので
最近流行りの、ネオソウルギターとかそう言ったのジャンルをしたい方にはハマりそうです。マテウス・アサトとかトモ藤田などのプレイが好きな方は良さそうです。
ただ、音作りの幅が広いのはいいんですが、いちいち裏蓋を開けてトリマーを調節するのは少し面倒ですね。
入手経路
中古市場に時折出現します。そこまで高騰はしていないので手に入りやすいかと思います。
また、Timmy も MXRとコラボした小型サイズがラインナップであるのでこちらもおすすめです。
まとめ
NOC3 Pure Drive についてまとめてみました!
クリスタルのようなキラキラした感じがありアルペジオでは最高ですね。
Timmyよりも少し硬質で冷たい感じはありますが、よりサウンドを作り込めるので物足りない方は是非使って欲しいです。
それでは、また!