この戦いはマゲられない。直球スモーキーテキサスサウンド
Sumo stomp から新作のペダルが発売された。
その名も「Gainsumo」またまた相撲に掛けたユニークなネーミングである。
以前私の記事でもご紹介した、Clark Amplification の Gainster という少しマニアックなペダルを元に作成された本機は
Gainstar のウィークポイントであった 筐体のデカさを克服。MXRサイズに収め、さらには本家に肉薄するサウンドをSUMO STOMP の高い技術を持って再現。公式Twitter で告知をされた段階から非常に興味が湧くペダルであった。
今回は 「SUMO STUMP Gainsumo」 を解剖していこうと思います。
Clark Amplification Gainster の記事はこちらから。
付属品・仕様
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箱、取扱説明書、保証書、ゴム足
以前ご紹介した、MINOTAURの時ともほぼ同じ付属品。
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LEDは赤色。本家のGainster は時期によってLEDのライトが違うのですが赤色を採用していた時期もあります。
本家と比較してみると
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このサイズ感である。Gainsumoのちょうど3台分くらいはあるだろう。
あのサウンドがこのサイズで手に入るなら安いものである。
ロゴのコロコロとした感じも非常に良く再現されている。
それでは全体をどうぞ。
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ゴールドよりも、黄土色に近いカラーリングとなっており鈍く光る感じが大人の雰囲気を醸し出しております。
筐体の質感的にはずっしりと重く、中がしっかりと詰まっている印象。
それでは中を見ていきましょう。
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今回もぎっしりと詰まったコンポーネント。本家が3倍ほどの大きさなので比較的パーツが少ない分類の個体だとしても、このサイズに収まったことがまず凄いことなのですが。
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すぐ目に入るのは、カラーリングがポップなトロピカルフィッシュのコンデンサー
オペアンプはJRC072が採用されていました。ここら辺も本家でも実際使われているパーツです。
右上の朱色のマイカコンデンサーは私の持っている、Gainster でもひっくり返ってましたが近しいものが使われていました。
サウンドチェック
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それではサウンドチェックです。
コントロール部分は、Vol .Tone.Gainの本家同様のシンプルな構成です。
私の持つGainster と比較しながら音出しをしましたが、流石という他無い程のチューニングです。
セッティングに関して、ノブを同じ位置にしながら一つ一つ丁寧に確認していきましたがほぼ同様のサウンドが飛び出してきました。Gainster 独特のスモーキーな空気感を含みつつ、少しだけ、Gainsumoの方が全体的に明るくカラッとした明瞭なサウンドに感じられました。その部分は好みにもなってくると思いますが、ギター本来のトーンを損なわないというコンセプトが見事にGainsumo でも感じられ、筐体のサイズ感でいうと圧倒的にGainsumoの方が汎用性は高いと思います。
Gainを上げ切った状態でも飽和したサウンドにならず、Gainの幅がオリジナルよりも少し広い感じがしました。GainsterはGainを上げていくと少しボワッとした感じで低音がブーミーに感じられる部分があったのですが(Toneを上げればほとんど解消されます)、そこもすっきりとして扱いやすい印象。個人的には、両機種ともそこまで、Gainを上げて使うことは私は無いかなと思いました。
この機種が発売されてから、オリジナルを手放す方を見かけましたが納得です。
Sumo Stomp も Gainster のクローンを開発するとは、目の付け所がやはり素晴らしいですよね。
クローン製品が今までも無かったわけでは無いとは思いますが、見た目もサウンドも踏襲してここまで迫っているのはGainsumoくらいでは無いでしょうか。
入手経路
定価 ¥ 34,980-
新作ということもあり、今後もパーツが手に入る限りは新品で購入が可能。
ただ、大人気なのでデジマートでポッと出品されても瞬殺すること必至なので
公式Twitterでこまめに情報を得ておく事が新品を手にする近道かと思います。
同じくGainster を モデルにしたクローンがあるので、サウンドが好みであればこちらも候補としてはありかと思う。
まとめ
今回はSumo stomp Gainsumo についてまとめてみました!
入手が難しい個体なので、運良く手に入ってよかったです。
先日ちょうどGainster の記事を上げたばかりなので面白い比較ができました!
それでは、また!